2025年5月29日(木)、広島県・神石高原町にて、町の職員と地域住民が一堂に会するワークショップが開催され、JINEN株式会社は当日の場の設計およびファシリテーションを担当しました。
地域内での対話と協働のきっかけづくり
ワークショップには、町内の幅広い世代の住民と役場職員が参加。普段の暮らしの中では接点が少ない人同士が、対話を通じて互いを知り、地域の可能性を語り合う時間となりました。
今回のワークショップでは、参加者が6つのチームに分かれて、以下の2つのワークを実施しました。
① カードを使った自己紹介: 「自分が提供できる価値」をテーマに、目に見えるもの/見えないものを含めた資源をカードに書き出し、自己紹介とともにグループ内でシェアしました。
② 共創ワーク: 地域課題をテーマに、①で出されたお互いの価値を組み合わせてアイデアを創出しました。
このプロセスを通じて、「自分の価値に改めて気づいた」「他の人と組み合わせることで想像以上のアイデアが生まれた」といった声も寄せられました。

参加者の声
- 普段、行政の人とここまで率直に話せる場はあまりない
- 地域の中に、こんなに多様な価値を持った人がいることを知れた
- “できること”を書き出すワークが新鮮で、自分自身を見つめ直すきっかけになった
- 一人では思いつかないアイデアが、対話の中で自然と広がっていった
開始直後は少し緊張した雰囲気もありましたが、ワークが進むにつれ、笑顔や笑い声が自然と広がり、場の空気が和らいでいきました。顔は知っているけれど話したことのなかった住民同士が、改めてお互いの想いや考えに触れる機会となり、地域に眠る“人の可能性”が立ち上がる瞬間が随所に見られました。

神石高原町役場 産業課商工観光係 係長 中野達也氏 コメント
「日々の業務ではなかなか住民の皆さんと深く話す機会が少ない中で、このようなワークショップは非常に貴重な機会となりました。皆さんの率直な声に触れ、役場としての姿勢や関わり方を改めて考えるきっかけにもなりました。」
JINEN株式会社 代表取締役 藤田崇志 コメント
「地域の未来は、一人のリーダーではなく、対話とつながりから生まれるもの。JINENは、そうした“共創の土壌”を耕す存在でありたいと考えています。今後も神石高原町とともに、丁寧にその場を育てていきたいです。」
